先日、家庭教育支援チームでご一緒している 一社)子どもねっこ育社 主催のHSC子育てワークショップに参加させていただきました。
残念ながら午後からは予定があり、午前のみの参加でしたが、私にとってはとても有意義で温かな時間でした。
タイムキーパーは子どもねっこ育社の佐治香里さん
ファシリテーターははるばる鎌倉より、久保言史さん(HSPルーム鎌倉主宰 精神保健福祉士 The Highly Sensitive Person日本語版サイト運営)
が務めてくださいました。
元々は家庭教育支援チームや地域の市民活動を通して知り合うことのできた香里さんとモーニング(愛知県民なので笑)を食べながら話しましょう!となったことがきっかけで、香里さんの活動を知りたいと思って参加させていただいたつもりでしたが、私自身がHSPの気質を持っていることがわかり、同じようにHSP気質を持った方々とのお話はとても興味深く、また同じ経験をしているからこそわかる気持ちもあり、とても居心地の良い空間でした。
私はどうやらHSS型HSPという気質の持ち主らしく、車で言えばアクセルを踏みながらブレーキもかけている状態。
そういえば最近、漠然とそんなふうに思っていたなと。
いろいろなことを学び始めていろいろな人に出会い、たくさんの知識に触れるようになったことで、自分の気質を知ることができたことは私にとってとても意味のあることでした。
なぜならこれまで、この気質のために
「こんなに気にしてしまう自分が嫌だ」とか
「やりたいのに疲れてしまう自分は怠け者なんだ」とか
「自分の限界がわからないなんて子どもみたいだ」とか
無意識に自分を責めてしまうことも多かった気がするからです。
ですからこのワークショップを通して、私がこれまで感じていたいろいろなことを「HSPの人にはありがちですよね」と言われることにとても安心を感じたのです。
コーチングコミュニケーションを通して自分との向き合い方を知り、その上で気質も知ることができたことで、「これから私はこの気質をどう活かしていこうか?」とワクワクさえする部分があることが、成長の証でもあるなと改めて感じています。
また、このHSP気質の人は人に頼ることが苦手なんだそうです。
私の経験で言うと、自分の限界がわからないので「やればできる」と思い、「できない」とは言いたくない感覚。私はこれをただの負けず嫌いだと思っていましたが、気質も関係していたんですね笑
ただ私はコーチングコミュニケーションを学んでから、だいぶ人に頼ることができるようになってきた気がしていて、
理由は「人に頼ることのメリットを考える視点が増えたから」だと思っています。
生まれ持った気質を変えることができないなら、その良さを活かす視点、苦手な部分を補う視点があれば、どんなものを持っていたとしても、より生きやすくなるのではないでしょうか?
そういう意味では、占いやタイプ分け診断などが世の中にはたくさんあります。
それらを「自分はこういう人間だ」と決めつけるのではなく、自分を知る一つのツールとして活用し、そのツールで知ることができた自分を楽しむ視点こそ、心地よく生きていくために必要なリソースなのかもしれません。
そして特記すべきことは、このHSPは当然子どもにも存在し、HSCと呼ばれます。
私たち大人が、これらの知識をまず知ること、そしてどんな気質であれ自分を受け止め、楽しむ視点を持っていることが、同じような子どもたちにとって、もしかしたら暗闇の中の灯火になるかもしれない、ということです。
以前の私のように自分のことを漠然としかわからず(今もわからない部分はたくさんあるのですが)、漠然と不安だったり、漠然と自分を責めていたり。そういう大人が減ることが子どもたちの未来を照らすことになっていきます。
「自分を信じて」「自分を楽しんで」と言葉で伝えるのではなく、私たち自身が「在り方」として魅せていくことが何より大切なことなのではないでしょうか。
「自分を知る」ということに貪欲な大人がもっと増えてくれたら、世の中はもっとシンプルになっていくのかもしれませんね。