#44 「子育てのしんどさ」を手離すのは素晴らしいことなのか?

代表 橋爪のつれづれ。「なやっぽのゴールはなやっぽのような活動がなくなるくらい、ママが自分らしく安心して子育てができる社会。」そこに向けてたった1人でも、たった一瞬でも、ママが安心できるように配信していきます。

子育て支援の現場にいると、よく聞かれる言葉があります。
例えば

「手作りのお弁当をがんばろうと思っていたけど、冷凍食品を入れることにしました。」

「お母さん、手離せたんだね!素晴らしいよ!!!」

という類の会話に、私はとても違和感を感じています。
(お母さんはどう思ってるのかな?)
(手離したいと思ってたのかな?)
と思うからです。

そこを無視して「手離して素晴らしい」は誰の目線で言ってるのかな・・・と思うからです。

自分で自分の枠を外して楽になってもらいたい、と思う気持ちはとてもよくわかるのですが。

もしもお母さんが
「本当はもう少しがんばりたいけど」
と思っているのだとしたら、

その、「本当はもう少しがんばる」ためにはどうしたら良いか?
を一緒に考えることが本当の優しさではないかと思うのです。

子育て支援は、自分の正義を押し付ける場所ではないと私は思っています。

もちろん、そういう人もいていいし、そういう場があってもいい。

ただなやっぽは、前者でありたいと思っています。

実際に私も色々なことを手離してきました。
その時はそれがベストだと思っていましたが、
「もう少し頑張れたかもしれないな」
と思うこともしばしばです。

母、というのは罪悪感を感じながら過ごしている人がほとんどだというデータもあるそうで。
後悔を全くしないで子育てをする人はそんなに多くないのかもしれません。

ですが、子どもを想ってなるべく後悔がないように、失敗がないようにと思うのが親、とも言えます。

そうならないようにアドバイスを求めたり正解を求めたりする気持ちも、とてもよく分かりますし私自身も実際そうでした。
子育て支援の現場では、そういった苦労をしてきた方々も多く「自分が経験したことと同じ苦労をしてほしくない」という想いを持っている方も多くいらっしゃいます。

ただ忘れてはいけないのは

「目の前にいるお母さんと、自分とは違う人格だということ」

わかっているようでつい忘れてしまう事柄でもあります。

なやっぽが大切にしたいのは、アドバイスや正解ではなく、
一緒に考え、目の前のお母さん自身の正解を一緒に考えていくスタンス。

なやっぽでは各コンテンツにてみなさまのご利用をお待ちしております❤️

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