春は別れと出会の季節ですね。
我が子も今年、小学校と中学校をそれぞれ卒業し、新しいステージに立ちます。
ただ、新しい環境に対してワクワクが大きい子、不安が大きい子、それぞれです。
こんな時期こそ周りの大人は、子どもの気持ちをジャッジせず、ただ、受け止めてあげたいものです。
例えば不安な子に対して
「大丈夫、すぐ慣れるよ。」
という言葉。
それは自分の経験でしょうか?
それとも子どもに対する期待?
経験だとしたら、子どももそうとは限りません。
期待だとしたら、すぐ慣れることを期待されてさらにプレッシャー…なんてことにも。
一方で、この言葉で安心する子もいるかもしれませんね。
要は、子どもがこの言葉をどう捉えるか?はこちら側には選択権は一切なくて、「選択権は子ども側にある」という視点を持っておくと良い、ということです。
親(もしくは身近な大人)としての心配や期待を伝えることもとても大切。
ですが、新しい環境に向かうこの時期だからこそ、安全地帯がたくさんあることのほうが大切なのではないかとも感じます。
とはいえ、これも新しい環境に向かうことに不安を感じやすい私の経験や知識によるものですから、全然違う価値観を持っている方もいらっしゃるかもしれません。
いろんな大人がいて、いろんな価値観があって、その誰もが自分を信じて進んでいるんだよ、ということを背中で見せていける大人が増えると、子どもは自然と健やかに成長してくれるのかもしれませんね。