人間の悩みのほとんどは人間関係にあり
人は、それぞれの年齢によって悩みは変わっていくものだなと思います。
学生の頃は、勉強のこと、部活のこと、恋愛のこと。
社会人になれば仕事のこと、プライベートの過ごし方。
結婚し出産すれば、夫との関係性、子育て、仕事とのバランス。
ただよく見ると、「誰かとの関係性」で悩んでいる時期って結構長いですよね。
子育てだって、自我が出てきてからは「人と人」。
関わり方の部分での悩みの多いと思います。
だからこそ、ママの悩みは多岐にわたるわけです。
ママも人、その子も人だから、答えは一つではないし「どれが正しい」がないことも多い。
私は今、数ヶ所で仕事をさせていただいていて、それぞれの場所で人間関係についてのお話をお聞きする機会がとても多くなりました。
これを読んでくださっている方の中にも、もしかしたら人間関係で悩んでいらっしゃる方もいるかもしれませんね。
いろいろな組織の中でお話を伺うと、やはり「その組織の色」が出ているような気はしています。
コミュニケーションを大切にしている組織で働いている方は、やはりコミュニケーションを大切にしたいと思う方がいるので、そうではない方にとっては居心地が悪くなるのかもしれないな、と感じます。
逆に、コミュニケーションを大切にせずトップダウンの雰囲気が強い組織では、自ら頑張ろうとする気持ちが欠けていたり、コミュニケーションについて「そんなこと気にしていられない」という雰囲気が強い組織では、空気がピリピリしていて個々の力が発揮できていないのでは？と感じることもしばしばです。
愚痴はたくさん言ったらいい！
個人的にこれは女性にとって必須だと思っています笑
思っていることを言ったら良いのです。
大切なのはここから。
思ったことを全部言って、スッキリしてからが大切なのだと私は思っていて。
愚痴を言ってみて、どうでしたか？
「あー！スッキリした！これで明日からまた頑張れる❤️」
ならそれで良いではないですか！
愚痴を言う場所というのは、女性にとって安心の場でもあります。
そういう場所があることを誇りましょう。
聞いてくれる相手の方に感謝しましょう。
「ん〜、なんかモヤモヤが残るな」
そのモヤモヤがまだ言い足りないモヤモヤなら、全部出してしまいましょう！
言語化するチャンスです。
ただ、そのモヤモヤが相手に対しての想いだったり、組織の未来に関することならば、そこをしっかりと認識しましょう。
「なんでモヤモヤするのかな」
「自分はこれからどうしたいのかな」
相手も自分も、どちらも正しい
人はとかく、自分と違う意見を攻撃しがちです。
でも、「違う」というのは悪いことではありません。
むしろ組織としては、違う意見を持った人たちがいたほうが議論をしなが進めるメリットがあると思います。
似た意見を持っている人と話したほうが建設的に話せますし、居心地が良いのですけどね。
ただ、愚痴を言ったその後に対策を考えたいと思った時のポイントはズバリこれです。
「相手も自分も、どちらも正しい」という視点を持つこと。
相手は、相手の生きてきた中で培ったもので言葉は生まれます。
そして自分もまた、そうなのです。
相手の人生も、自分の人生も、否定しないで一緒に次に向かう。
議論とは、そういうものだと私は思っています。
ただここで大切なのは
「ゴールが同じか？」というところ。
単純な例で言えば接客業にて、「お客様のため」と「会社のため」というふうにゴールが違うのであればそこを擦り合わせる必要があるかどうか？から始めねばですね。
もう一つ大切なことは、
「自分が言われて嫌な言い方はしない」は通用しません。
なぜなら、相手が自分と同じように感じるか？と言えば同じではないからです。
ここも自分の感性を当たり前だと押し付けないようにしたいですね。
ですが感じないからといって、相手を傷つけて良いことにはなりません。
相手が感じない部分を伝えるというのはとても難しいことだと思いますが、コミュニケーションの基本でもある想像力と思いやり、言葉の選び方で「自分はこう感じた」ということを正しく伝えられると良いですね。
